2014年12月2日 生徒さんを上達させてあげられてこそ!

お教室はクリスマスメニューに入って1週間が過ぎました。先日もおもてなしAコースの「タンシチュー」「ホタテと海老のサラダ仕立て」「タコとサーモンのピンチョス」「キャロットスープ」「クリスマスショコラ」を作りました。

このメニューは7年前に銀座に移転してきた記念のクリスマスメニューでした。作りながらもサーモンにポテトのフィリングを巻いたりタコもマリネしたり急きょチーズのブリーもオードブルとして飾りました。一層テーブルが華やかになりました。レシピも作りながら作りやすく改訂しました。

生徒さんにもたくさん学んで頂き、またお土産もタッパがたくさん出来ました。毎年クリスマスのおもてなしコースに使うイギリスで揃えたウエッジウッドのセージグリーンで並べると懐かしい様々な思い出がよみがえります。生徒さん達が「先生はこんな素敵な器を本当に使うのですね、飾ってあるだけかと思いました。」等お話しする方もいるので、「使ってこそ生きてくる器ですよ。」との楽しい会話ですね。

さて、自分自身も銀座移転7年目のクリスマスに感慨深く思っています。それ以前、「料理学校協会」の存在すら知らなくて生徒さんたちとこんな味ならいいのに、こんなふうにレシピを変えてあげると作りやすくなる等、生徒さんサイドにたって作り上げてきた引出しです。

その引き出しを新しいレシピに取り組むたびに増やしてきました。そして生徒さんをどうしたら上達させてあげられるのだろうと研究したレシピであり、工夫です。お教室の雰囲気も皆さんと作りあげてきました。そこがこの教室の最大の特徴です。今も毎日のようにその気持ちでレッスンを展開しております。

先日もある広告会社の人が「槻谷先生のお教室は理想のモデルであり、お教室を展開する人が気になるお教室です。」とお話しされてました。写真の取りからや、キャッチもまねされることが多くて「私が夜の睡眠時間をさいて一人で考えているのになー。」と思う事も多いのですが、レッスンのこの内容の中にある『生徒さんのためになってこそ』は言葉ではなく感じてもらえるものなのでまねは出来ないはずと気を取り直すことにしております。

生徒さんが求めている「料理を上達したい」気持ちをしっかり掴み、上達させてあげたい
温かい気持ちは本当にそれを持っていないと、言葉だけではないのですね。『お教室の主役は生徒さん皆さんです、生徒さんありてこそ』の温かい気持ちは来年もずーと持ち続けたいと思っています。

関連記事