食育インストラクターのディプロマ1級・2級が届いています。皆さんが申請の足並みが揃わなくて、遅くなりましたが本部から届いています。いらした時にお渡ししますのでお伝えくださいね。皆さん本当におめでとうございます。
また食育の会報に、お教室のNさんのレシピが掲載されます。さて、お教室のクリスマスメニューも連日ですが、おもてなしBコースのロブスターのテルミドールを久々に作って大好評でした。
21日:7時~・22日:4時~もあります。
さて、今年もおせち料理も満席でそろそろこちらも準備に入っております。手作りで25~26種類の内容で4人分が普通の6人分ぐらいのボリュームですので、今年も最後の力をふりしぼってご指導とスタッフ総動員で、作り上げていきます。お重に袋も用意してありますのでエプロンと筆記用具だけでいらしてください。
そんな中、ある生徒さんからのメールです。
「大変ご無沙汰しております。
永い間ご連絡も差し上げず、突然ご連絡を差し上げて申し訳ありません。母が亡くなり、その後父が入院したりとだいぶ落ち込んでおりました。最近退院した父から『おせちが凄い美味しかったから食べたい』と言われ、直ぐに先生を思い出したのですが、今更ご連絡を差し上げるのは厚かまし過ぎるのではとご連絡差し上げるのをためらっておりました。
恥を忍んでおうかがいさせて頂きます。また教室に通わせて頂いてもよろしいでしょうか。また、もしもまだ間に合うようでしたらおせちに参加(お持ち帰りでも)させて頂くことは可能でしょうか。何卒よろしくお願い致します。」
私も彼女の顔が浮かんで来て、すぐにお返事をしました。
「お久しぶりです。
いろいろあって大変でしたね。
人生は、本当にたくさんいろいろありますね。私も若い頃は嫌なことが少なくて、いいことがたくさんある人の事を幸せといい、不幸なことがたくさんある人を、不幸せというのだと思っていました。でも、皆んなたくさん大変な事を抱えています。それをどうやって乗り越える事が出来るかが、幸せと不幸せの違いなのだと、私の年で思える様になりました。
また是非お教室に来て下さい。私を思い出してくれて有難う!
実は昨年、お教室の20周年のパーティーの日に、実家の兄がなくなりました。母には知らせておりません。私も22歳の時に父親を突然なくしました。朝家を出る時は元気でした。3時に連絡があり、帰宅すると白い布が顔にかかっていました。あなたが落ち込むのは当然ですよ。何かにつけてお母様を思い出さない日はないでしょう。
お父様がお節を召し上がりたいとおっしゃたのですね。食べ物が心を温かくする力があると私は信じています。今のところ、30日の講習は満席です。31日の受け取りにいらしてください。31日は私も9時頃から、煮物を作ってますのでお手伝い下されば、有難いです。」
「槻谷先生
まさかこんなに早くご連絡が頂けると思っていなかったのでとてもびっくりしました。心温まるお言葉、本当にありがとうございます。読んでいて思わず号泣してしまいました。
今まで人の痛みが分かるつもりでおりましたが身内が亡くなって初めて、本当の意味での人の温かさや繋がりの大切さを実感し痛感しました。再びお教室に通わせて下さりありがとうございます。
31日、洗い物位しか役に立ちそうにありませんが、是非お手伝いさせて頂きたいです。
お忙しい時にお手数おかけして申し訳ありません。
何卒よろしくお願い致します。」
ガンで亡くなる方が多いですね。現代の「食」と無関係ではないと思っています。また「食」が心を温め、「食」によって心が癒され人と人をつなぐ大きな役目をしているのだと信じています。また来年のテーマが見えてきました。いや私にとって永遠のテーマです。